
家を長持ちさせたい、いつまでもキレイな状態を保ちたい――そう考えるのは、家に愛着を持っている証拠です。
でも実は、「あえてやらない」ことで住まいの美しさを保っている人たちもいます。
今回は、多くの人が良かれと思ってやっているけれど、実はやらないほうが家のためになる3つの行動をご紹介します。
1. 収納を増やさない
物が増えてくると、つい新しい棚や収納ケースを買い足してしまいがちです。
「収納スペースが足りないから整理ができない」と感じて、壁に棚を付けたり、収納家具を買い足した経験がある方も多いのではないでしょうか。
しかし、家をきれいに保っている人の多くは、収納をむやみに増やしません。
収納が増えると、その分“モノを増やすことへのハードル”が下がります。空いたスペースに新しいモノを入れたくなってしまい、結果的に家全体の物量が増えてしまうのです。
また、収納家具は床に直置きすることが多く、湿気が溜まりやすくなるうえに、掃除もしづらくなります。通気が悪くなり、カビやホコリの温床になってしまうケースも少なくありません。
物が増えてきたら収納を増やすのではなく、「未使用のモノを減らす」「古くなったモノを見直す」という判断が先決です。
収納スペースは“8割使用”を心がけ、常に2割は余裕を持たせるのが、家をスッキリ保つための黄金ルールです。
2. 掃除用具をすぐ収納しない
掃除が終わった後は、サッと掃除用具をしまって、部屋をスッキリさせたくなりますよね。
片付いた空間を見ると「よし、きれいになった」と気分も晴れます。
ですが、ちょっと待ってください。掃除用具、濡れたまま収納していませんか?
水拭きした雑巾やモップ、ブラシなどを湿ったまま片付けてしまうと、収納の中に湿気がこもり、雑菌やカビが発生する原因になります。
特に湿気の多い洗面所やキッチン下に保管していると、雑巾やブラシのニオイが広がったり、収納家具自体にダメージを与えることも。
また、次に使うときに汚れたままの道具を使ってしまえば、せっかくの掃除も台無しに。汚れを落とすはずが、逆に汚れや菌を広げてしまう可能性もあるのです。
掃除用具はしっかり水気を切って、風通しの良い場所で完全に乾かしてから収納する。
それだけで収納スペースの清潔さを保てるだけでなく、道具自体の寿命も伸ばすことができます。
3. 高圧洗浄を使わない
外壁や玄関周りの黒ずみやコケ、なかなか落ちない汚れ。
手作業では太刀打ちできない汚れが、一気に落ちてピカピカになる――そんな爽快感が高圧洗浄にはありますよね。
ですが、その爽快感の裏で、外壁や床を少しずつ傷付けているかもしれません。
高圧洗浄機の強い水圧は、目に見えない小さなヒビや隙間に水を押し込み、外壁のコーキング(防水のつなぎ目)や塗装を劣化させる原因になります。
また、モルタルや木製の外壁材、タイル目地などは、水圧により表面が剥がれたり細かく割れてしまうこともあるのです。
「汚れを落とすために」やったことが、結果的に雨漏りや劣化のきっかけになってしまっては意味がありません。
外まわりの掃除は、優しい水圧とやわらかいブラシでこまめに手入れするのが一番。
どうしても高圧洗浄が必要な場合は、施工知識のある専門業者に依頼し、材質に応じた圧力調整と洗浄方法で行ってもらいましょう。
まとめ
やらないこと | 理由 | 代替アクション |
---|---|---|
収納を増やす | モノが増え、空気・掃除性も悪化 | 不要品を減らす・収納は8割 |
湿った掃除道具を収納 | カビ・ニオイ・収納劣化 | 乾かしてから収納 |
高圧洗浄を使う | 外壁・塗装にダメージ | 手洗い or 業者に任せる |
“いい家”をつくるには、「手間をかけること」だけでなく、「やらないことを見極める力」も大切です。
長く暮らす家だからこそ、日々のちょっとした判断が10年、20年後の家の姿を大きく変えます。
あなたの家にも、今日から“やらない”を取り入れてみませんか?