10年目の家、やってよかったこと・やればよかったこと

家を建てて、あるいは購入してから10年――
そろそろ外壁の色あせが気になったり、あちこちに“ちょっとした違和感”を感じ始める時期です。

とはいえ、「まだ住めるし問題ない」と見過ごしてしまいがちなのも10年目の特徴。
そこで今回は、築10年を迎えた人たちが「やってよかった」と実感したこと、逆に「やっておけばよかった」と後悔したことを、それぞれ3つずつご紹介します。


外壁・屋根の点検と塗り替え

「外壁を触ったら手に白い粉が…」そんな“チョーキング現象”が塗り替えのサイン。

やってよかった人の声:

「色あせも直って気持ちがいいし、雨の音も静かになった気がする!」

塗装の再施工で防水性・断熱性が復活し、見た目も新築のように回復します。
10〜15年に一度の塗り替えは、まさに「この時期にやって正解」なメンテナンスです。


水回りのパッキン交換・湿気対策

築10年を過ぎると、水栓まわりのゴムやホース、コーキングが劣化し始めます。
早めに対処した人は「小さなにじみで済んで助かった」と感じることが多いようです。

「洗面台の下が少し湿ってて…パッキン交換だけで済みました!」

大きな水漏れになる前の**“ちょっとおかしい”に反応できるかどうかがカギ**です。


換気扇・フィルターの掃除習慣づけ

換気が悪いと、湿気・カビ・空気の汚れ…と連鎖的に家の快適性が損なわれます。

「換気扇の中を見たら真っ黒でびっくり!掃除してから空気が変わった気がします」

浴室・キッチン・トイレの**“3大換気ゾーン”を半年に1回掃除**する習慣がある家庭ほど、家の空気もキレイで、劣化も少ない傾向があります。


ベランダの排水口チェック

「気づいたら泥と枯れ葉で詰まってて、雨の日に水たまりが…」

排水が詰まると水が外壁やサッシに逆流→雨漏りの原因になることも。
ベランダの排水は意外と見落とされがちですが、年に1〜2回、落ち葉などを掃除するだけで安心感が違います。


コーキングの割れ放置

「ヒビが入ってたけど、すぐにどうこうなると思わなくて…気づいたら中まで染み込んでた」

外壁や浴室のコーキング(防水ゴム)は、紫外線や湿気で徐々に劣化します。
“見た目がちょっと汚い”ではなく“防水機能が落ちている”という認識が大切です。

放置せず、割れが見つかったら部分補修か再施工を早めに行いましょう。


床下や収納の“空気の流れ”づくり

「押入れの奥がカビてて、布団がダメになった…」

収納スペースや床下の風通しの悪さはカビの温床になります。
特に北側の部屋や水回り近くの収納は、月に1〜2回は開けて風を通す習慣が効果的です。


✅ まとめ:「10年目」は“最初の分かれ道”

10年という区切りは、まだまだ快適に住めるけれど、そろそろ手をかけないと差が出てくる時期でもあります。

  • 「やってよかった!」の声は、行動した人だけが得られるもの
  • 「やればよかった…」の声は、誰にでも起こり得る小さな後悔

あなたの家は、どちらの声を残すことになりそうですか?

小さな気づきが、大きな安心につながります。
気になることがあれば、まずは身近なところからチェックしてみてください。