
0. まず30分でやる“即効チェック”
- 網戸の通風:目詰まり(黄砂・花粉)と“たわみ”を確認。外してシャワー+やわらかブラシで縦横に軽く洗浄→日陰で乾燥。
- バルコニードレン:排水口の泥・苔・落ち葉を素手+古歯ブラシで除去。縦管の入口も指で触って異物確認。
- サッシ下レール:砂埃を掃除機→濡れ布で拭き上げ。豪雨時の“あふれ”を防ぐ要。
- 換気の基礎体力:24時間換気は“連続運転・弱”が基本。給気口フィルタを水洗い(中性洗剤OK)。
- 排水の封水:使っていない排水口(浴室、洗面、床排水)にコップ1杯の水を足す。ニオイ逆流を止める初動。
1. 湿気×カビを止める“三位一体”
① 換気ルートの確保(給気→通路→排気)
- 給気口(壁の丸い吸気口)を“全開”+フィルタ清掃。
- ドアのアンダーカット(下の隙間)に荷物が被っていないか確認。
- 排気は浴室換気扇を主役に。入浴後は“強で30〜60分”、平時は“弱で常時”。
② 水蒸気の発生源を絞る
- 浴室:使用後は冷水シャワーで壁面の蒸気を落とし、水切りワイパーで面の水を切る。
- キッチン:調理中〜余熱が収まるまでレンジフード“強”。整流板やフィルタは月1で中性洗剤洗い。
- 洗濯物:室内干しは“給気口→干場→浴室換気扇”の風の道を作る(サーキュレーターは床向けでOK)。
③ 結露・冷水配管の“汗”対策
- トイレ背面や洗面台下、冷水管の露出部に結露が付くなら**保温材(スリット付き)**を差し込む。
- 押入れ・北側収納は壁から5cm離して収納、底板に“すのこ”。
2. キッチン・浴室のニオイは“封水・換気・菌膜”の3点攻め
- 封水:長期不在の前に各排水口へ水を補充。蒸発が早い場所は、水→ほんの数滴の食用油で蒸発抑制(滑り注意)。
- トラップ掃除:洗面・キッチンの排水トラップを外し、ぬめり(バイオフィルム)を古歯ブラシで除去。
- 換気扇:羽根と枠の埃をウェットティッシュでふき取り。油汚れは薄めた中性洗剤で“押さえて拭く”。
3. 虫の侵入を“物理で封じる”
- 網戸の正位置:サッシの“室内側に網戸”が正解(外付けタイプを除く)。上下の戸車を調整し、隙間を消す。
- 開口部のすき間:玄関ドア下にすき間ブラシ、勝手口はドアクローザーの速度調整で“半ドア”回避。
- 水廻りの逆流路:エアコンのドレンホースに防虫キャップ、洗濯パンの排水口に防虫フタを装着。
- 屋外照明:虫が寄る白色より、**電球色(暖色系)**に切替えるだけでも侵入が減る。
4. ゲリラ豪雨・台風前の“雨仕舞”段取り
- バルコニー:防水面のひび・ピンホール、笠木の継ぎ目の浮きを目視。排水口の“ストレーナ”を外し泥掃除。
- 雨樋:軒樋の“勾配くずれ”と継ぎ目の外れを地上から双眼鏡で確認。縦樋の出口が土に埋もれていないか。
- サッシ:レール両端の“水抜き穴”を爪楊枝で貫通。戸先の**クレセント(カギ)**が斜めになっていれば受け側を微調整。
- 外構排水:雨水桝の泥溜まりはオタマで掬って処分。敷地の“水が溜まる点”を写真で記録→後日砕石で段差調整。
5. 小屋裏・屋根の“熱ごもり”を減らす
- 吸排気の道:軒裏の吸気口(有孔板)と棟換気口の目詰まり(埃・虫の巣)を外観チェック。
- 温度の見える化:小屋裏に安価な温湿度計を置き、真夏日のピーク温度を記録。45〜60℃で推移するなら、
- 換気口の清掃+有効開口の見直し
- 天井点検口を開けて断熱材の隙間や沈みを写真確認(補充は秋以降でOK)
- 浴室換気扇の賢い使い方:日中は“弱で連続運転”にして家全体を微弱な負圧に。外気の取り入れ口(給気口)は閉じない。
6. 週・月ルーティン(15分で回す夏モード)
- 毎週1回:排水口の封水補充/サッシ下レールふき/トイレ・浴室換気“強”で15分
- 月1回:網戸の丸洗い/給気口フィルタ洗い/レンジフードの整流板ふき
- 大雨予報の前日:バルコニー排水口の再チェック/玄関まわりの砂利・落ち葉掃除
7. “DIYでやる・プロに任せる”の境目
- DIYでOK:網戸洗浄と戸車調整、給気口・レンジフードの表面清掃、ドレンホースの防虫キャップ取付、雨水桝の泥上げ。
- プロ推奨:屋根に上る作業、バルコニー防水の再施工、外壁シールの打ち替え、換気ダクト内部の高圧洗浄、小屋裏配線や断熱補充。
まとめ
夏は「湿気(換気)」「雨仕舞(排水)」「熱ごもり(小屋裏)」の3本柱を押さえるだけで、ニオイ・カビ・虫・豪雨トラブルの大半が未然に防げます。まずは30分の即効チェックから——その後は週15分のルーティンで十分維持できます。