タンスや家具の裏に発生する「隠れカビ」の原因と対策

北見の冬、毎朝のルーティンとして「窓の結露拭き」をされているご家庭も多いのではないでしょうか。
窓ガラスにびっしりと付いた水滴を見ると、「ああ、冬が来たな」と実感しますよね。

しかし、目に見える窓ガラスの水分は拭き取れても、普段目に見えない場所で、もっと深刻な「結露」と「カビ」が進行している可能性があることをご存知でしょうか。
それが、北側の部屋に置いたタンスや、大型家具の裏側です。

今回は、大掃除や模様替えのタイミングでチェックしてほしい、家具裏の「隠れカビ」の恐怖と、その対策についてお話しします。

なぜ、家具の裏だけカビるのか?

「ストーブを焚いているし、空気清浄機も回しているのに、なぜカビが生えるの?」
そう不思議に思うかもしれませんが、これには明確な理由があります。

特に北側の壁は、屋外の冷気の影響を最も受けやすく、壁の表面温度が非常に低くなっています。
そこに大型のタンスや本棚を壁にぴったりとくっつけて置いてしまうと、家具と壁の間の空気が動かなくなります(滞留します)。

暖房で暖められた室内の湿った空気が、家具の裏の隙間に入り込み、冷え切った壁に触れた瞬間、そこで水に戻ります。
空気が動かないため、その水分は乾くことなく壁紙や家具の背板に染み込み続け、カビの温床となってしまうのです。

「隠れカビ」を見つける3つのサイン

家具を動かすのは大変ですが、以下のサインがあれば、裏側は危険な状態かもしれません。

  1. 部屋に入ると「墨汁」のようなカビ臭いニオイがする
    換気をしてもニオイが消えない場合、どこかでカビが繁殖しています。
  2. 家具の中に入れている服や本が湿っぽい
    タンスの引き出しの中がなんとなく湿っている場合、背板を通して湿気が侵入しています。
  3. 壁紙の一部が黒ずんで見える
    家具の隙間から見える壁紙の下の方が黒ずんでいる場合、見えない中心部分はさらに酷いことになっている可能性があります。

今日からできる対策:家具は「5センチ」離す

カビを防ぐための最も手軽で効果的な方法は、「家具を壁から5〜10センチほど離して置く」ことです。
これだけで家具の裏に空気の通り道ができ、湿気が溜まりにくくなります。

また、可能であれば、北側の冷たい壁には大型家具を置かないのがベストです。
どうしても置く場合は、定期的に扇風機やサーキュレーターで家具の裏に風を送ってあげるだけでも、カビの発生リスクを下げることができます。

それでも解決しない場合は「壁」の見直しを

「家具を離しても、どうしても壁がジメジメする」
「毎年のようにカビが生えてクロスを張り替えている」

そのような場合は、壁の断熱性能自体が不足している可能性があります。
断熱材が劣化していたり、隙間があったりすると、表面的な対策だけでは結露を止めることはできません。

オフィスアミノでは、内装の張り替えや、断熱性を高めるリフォームのご相談も承っています。
カビはアレルギーの原因にもなり、健康にも良くありません。
「もしかして?」と思ったら、家具の裏が真っ黒になる前に、一度プロに診断を依頼してみませんか?