
家は毎日私たちを守ってくれる大切な存在。
でもその“守られる側”である私たちは、つい家の変化に気づきにくく、メンテナンスの後回しや見落としが起きがちです。
今回は、築10年前後の家に住む方へ向けて、「やっておけばよかった!」と後悔しないために、意外と見落とされやすい家のメンテナンスポイントを4つご紹介します。
どれもプロに頼らず、素人でもチェック・対応ができるものばかりです。
1. シンク下・洗面台下の「湿気チェック」
なぜ見落とされがち?
扉を閉めたままになりがちな収納スペース。整理整頓はされてますが湿気までは気にしていないという方多いです。水回り用品をたくさん収納していてよく見えず、劣化に気が付かないことも。
見るべきポイント:
- 棚板に水染み、サビ、においがないか
- 排水ホースの根元が濡れていないか
- 湿気がこもっていないか
放置すると…
カビ・腐食・床下への水漏れなど、見えないダメージが進行する危険があります。
対策:
- 月1回は扉を開けて風通しを
- 除湿シートや防水マットを敷くと◎
- 水染みがあれば、止水→ホースの緩み確認 → 業者相談へ
2. 浴室の「コーキングの割れ」
なぜ見落とす?
日常的に使う場所なのに、目が慣れてしまって異変に気づきにくいパターン。
見るべき場所:
- 浴槽と床・壁の境目
- 洗い場の端のコーキング
- 黒ずみや剥がれがないか
放置すると…
割れ目から水が入り込み、床材の腐食やシロアリ被害につながることも。
対策:
- 市販の防カビコーキング剤で応急処置
- 割れが深い・範囲が広い場合は、業者に「部分補修」依頼(低予算で対応可能)
3. ベランダ・バルコニーの「排水口のつまり」
なぜ見落とす?
普段見ない・使わない人にとっては、存在すら忘れがちな場所です。
見るべきポイント:
- 排水口に落ち葉、泥、ゴミがたまっていないか
- 水はけが悪くなっていないか
- 雨の翌日に水たまりが残っていないか
放置すると…
排水不良により、水が逆流→外壁や室内への雨漏りの原因に。
対策:
- 月1回の掃除が理想。ホウキや手袋で簡単に除去可能
- 詰まりが酷いと感じたら、高圧洗浄や業者クリーニングを検討
4. 窓の「サッシとゴムパッキンの劣化」
なぜ見落とす?
結露や汚れは気づいていても、「ゴム自体の劣化」まではなかなか意識しない部分です。
見るべきポイント:
- サッシの角に黒カビ・ゴムの縮み・ひび割れがないか
- 窓を閉めたときに“スキマ風”を感じないか
放置すると…
結露がひどくなり、カビ・ダニの温床に。また気密性の低下で冷暖房効率も悪化します。
対策:
- ゴムの交換はDIYで可能(ホームセンターに汎用品あり)
- 隙間には気密テープを貼って対応
- カビは中性洗剤+古歯ブラシで除去
✅ まとめ:「気づいた時が、ちょうどいいタイミング」
今回ご紹介した4つは、どれも**「よく使うのに、目が届いていない」場所ばかり**。
少しの手間で、大きな劣化や修繕費を防ぐことができます。
気になる箇所があれば、今日からでもチェックしてみてください。
「これはどう対処すればいいの?」という疑問があれば、地域密着の業者に相談するだけでも安心材料になります。
オフィスアミノでは、こうした“小さな気づき”に対応する軽メンテナンスのご相談も承っております。
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